敷地内に毎年たくさん咲くルピナス。
北海道ではどこでも見かけるが、来た当初は下品なラベンダーのようで好きになれなかった。
しかし、畑を始めた今は緑肥になると聞いて見方が変わった。
今ではすっかり庭の主役になっている。
ルピナスの特徴と緑肥としての能力
ルピナス属(るぴなすぞく、学名: Lupinus、ルーピン、英: Lupin)は、マメ科の属の1つ。ルピナスの名はオオカミに由来し、吸肥力が非常に強い特徴を貪欲な狼にたとえたものである。和名はハウチワマメ属(葉団扇豆属)。根生葉が掌状複葉であることから付けられた。また、花の様子がフジに似ており、花が下から咲き上がるため、ノボリフジ(昇藤)とも呼ばれる。(Wikipedia)
ルピナスはマメ科の植物で、根に共生する根粒菌によって、空気中の窒素を植物が利用できる形に変える「窒素固定」という能力を持っている。
この能力により、ルピナスは痩せた土地でも育ちやすい。
先日、畑の脇に生えてたルピナスを抜いたら、しっかり根元に根粒菌らしき豆粒ができていた。
とはいえ、栄養吸収も旺盛なので、野菜の近くに咲いているのが良いのか悪いのかはわからない。
手入れは何もしなくて良いが、大きくなると1mほどのものも出てくるので、周りの作物は気をつけたい。
毎年至る所から群生するように生えてきて、暑い日が続くと花もちも悪くなるのか、種になるのが早い気がする。
ただ、7月に一度バッサリ花を落とすと、2度目の花が開花する。

豆は食用にできるらしいが、手間暇かけて毒抜きをする必要があり、10gで致死量の毒をもつため、個人的には食用とみなさないでおく。
クマザサ、ルピナス、ヨモギがどっと生えるエリアがあるが、共生というか、熾烈な戦いというか、、、
繁殖力の強いものたちが広がると、可憐で控えめな在来種が広がるのは難しいんだろうなと、植物の弱肉強食を垣間見る植生である。