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【6月〜8月の野花】メマツヨイクサ(雌待宵草)

6月の夕方、薄暗い中帰宅したら、家の小道にたくさんの黄色い花が開花していた。

ライトに照らされてビックリするくらいの数が咲いていたので、こんな花今まであったっけ?と驚く。

待宵草はその名の通り、宵を待つ草。

夕方から夜にかけて黄色い花が開花する、お月様のような花だ。

 

目次

メマツヨイグサの特徴

メマツヨイグサ(雌待宵草、学名Oenothera biennis)は、アカバナ科マツヨイグサ属2年草道端荒れ地などに生える雑草北アメリカ原産で、日本では帰化植物の一つ。中国名は、月見草(別名:山芝麻)[1]

は、夕方黄色い花が咲く[4]。花径は2.2 – 3 cmでオオマツヨイグサよりも小さく[3]、花が萎れても赤くならない[5]。萼片は淡緑色[3]果実はオオマツヨイグサよりも、やや大きい[3]

非常に多くの型がある植物で、比較的花が小さく、花弁と花弁の間に隙間のあるものをアレチマツヨイグサOenothera parviflora)と呼ぶ場合もある[3][7]。また、花弁の横幅が大きく、隙間のないものをメマツヨイグサとよぶが、中間型が多く、花期によっても変化が見られるのではっきりしない[3]。さらに、花径が4 – 5 cmに達するものや、茎に多少の赤点が混じるオオマツヨイグサとの中間種らしきものなどがあり、分類が難しい一群である[3]

 

メマツヨイグサは、北アメリカ原産の外来種。

要注意外来生物に指定されており、駆除などの必要はないが管理が必要な植物とされている。

二年草(越年草)とは、秋に種子が発芽して、平たい葉を広げた「ロゼット」という形で冬を越し、翌年の春から夏にかけて茎を伸ばし、花を咲かせ種子を作った後、その年のうちに枯れる。

発芽したまま、マイナス20度にもなる道東の冬を越せるのだからすごい生命力である。

 

 

メマツヨイグサの若葉は、写真のように地面に這うように広がり、そこからどんどん丈を伸ばしてくる。

途中で草刈りをしても何のその。気づいたら40センチほどになっている。

我が家の庭では、春先から謎の細い葉っぱがたくさん出ていて、ずっと何かわからなかったのだが、初夏に花が咲いてやっと正体が判明したのだ。

下の写真は、6月末の夕方、カーテンを閉めようと思ったら窓の外にこちらを向いて、「咲きましたよ」と教えてくれたメマツヨイグサ。

外来種が帰化した野生種だが、何となく花が可愛いのでほどほどに保護してしまう。

ただ、繁殖力と生命力はとても強いのか、開花後の真夏に一度バッサリ草刈りをしても、1、2週間で、丈の低いところで花が咲いていた。

 

食用・飲用としての活用

メマツヨイグサの若葉は食べられるらしい。

軽く塩茹でして和え物やおひたしに、またそのまま天ぷらにすることもできる。

花は生でサラダとしても食べれるが、この辺りはキツネの往来が多くエキノコックスが心配なので、必ず1分でも火を通す様にする。

とはいえ、外来種の野草。時にアレルギー反応が出る人もいるので、食すときは少量から。

若葉は、やや苦味があり、独特の風味だそう。

来年の春に試してみようと思う。

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