2023年8月10日。
病院に行ったらそのまま緊急入院となる。
30度超えの高湿度で暑さが続き
連日頭痛と倦怠感で寝ても寝ても酷くなる一方だったので
点滴でもしてもらおうと病院に行ったら
血糖値が低すぎてこのまま返せませんと。
確か血糖値55くらいだったかな。
とはいえ、そのまま入院したとて着替えも何もないので
一旦帰って着替えやその他入院セットを準備して
すぐに戻ることに。
時はコロナ禍。インフルも流行中。
帰宅前にPCR検査で陰性だったから
もう職場にも戻らず人と会わず
自宅での入院準備しか許されなかった。
1時間ほどで病院に戻り、そのまま病室へ。
人生初の『入院』が始まった。
1週間の入院生活
突然始まった入院生活は
右も左もわからぬまま指定のベッドに連れて行かれた。
部屋は6ベッドの大部屋。
長年入院してそうなおばあちゃんが4人ほどいた。
ずっと体調が悪かったから
頭痛と倦怠感はますます酷くなり
とにかく横になって寝ていたかった。
が、婆さまたちのテレビの音がうるさくて
頭にガンガン響くのだ。
入院手引きを見ると
テレビはイヤホンをつけて見ることがルールなのに
4人中3人がそれぞれのテレビで違うチャンネルをかけ
イヤホンをつけずに大音量で観ている。
いや、体調悪いから入院してるのに
余計体調悪くなりますけど・・・。
と、1日で我慢できなくなり
看護師さんにみんなのテレビの音が頭に響いて辛いので
音量下げるよう言ってくださいと伝えたところ、
隣の誰もいない大部屋に一人移された。
聞くと、婆さまたちは長く入院してて
今更ルールだの聞いてくれる状態ではないことを
遠回しに教えてくれた。
こちらとしても、大部屋に一人なので
個室気分で入院できるから、結果オーライであった。
それからは何と快適な日々だろう。
エアコンも24度に設定し、静かな部屋で外の自然を眺めながら
指定の時間にご飯が運ばれてくる生活。
一度だけ一泊二日で別の人が運ばれてきたが、
静かだしすぐ退院したので1週間ほぼ個室生活を満喫できた。
とはいえ、数年の忙殺で体が限界だったのだろう。
入院して最初の3日間は、1日20時間ほど寝続けていた。
ご飯が運ばれてきても起きられず
食事が終わってもそのまま睡眠。
ご飯、検査、トイレ以外はずっと寝ていた。
4日目くらいからようやく、視界が開けてきて
頭痛も倦怠感もマシになってきた。
すると今度は食事の量が足りず
連日自販機のカロリーメイトジュースを間食した。
さらに、時間を持て余すようになったので
パソコンでネットフリックスを見続けた。
入院のミッション
この1週間の入院のミッションは、
血糖値を正常値に戻すこと。
食事の量が足りてなかったからか
慢性的に血糖値が低かったので
体が慣れてしまって低血糖のフラつきとか発作みたいなのも
出なくなっていたのだ。
お腹が空く感覚もなかったので
食べなくても動けるもんだなぁと思っていたのだが
そんなわけもなく案の定強制終了になったのだ。
血糖値を戻すには食べるしかない。
とにかくお腹が空いてなくても食べる日々。
最初は朝ごはんを食べるのが辛かったな・・・。
でも徐々に間食を求めるほどになり
起きてる時間も長くなっていった。
退院時には血糖値が100前後まで戻ったが、
低血糖には他の病気が隠れてることもあるから
大きい病院で検査をした方が良いと言われ
紹介状をもらって別の病院に行くことになる。
ありがたいことに、たまたま休日非常勤の先生が
腎臓内科の先生で糖尿病とか詳しかったので
複数の可能性を懸念して提案してくれたのだ。