今年の暑さのせいか、雨が少ないからか、まだ時期尚早なのかわからないが、去年よりも花つきが悪い様に思う。
我が家の敷地のあちこちに自生しているエゾヤマハギ。
昔はエゾヤマハギとヤマハギを分けていたが、変種が多く分類がややこしいので今では同種とみなされている。
大きいものは花が咲くと、赤紫の見事な開花を披露してくれる。
ヤマハギの特徴
ヤマハギ(山萩[3]、学名: Lespedeza bicolor)は、マメ科ハギ属の顕花植物。秋の七草のハギは本種を指す[4][3]。アジア原産で[5][6]、山野にふつうに見られるハギで[4]、観賞植物として広く栽培されている。
本種は、非常に様々な見栄えとなり、品種改良されてきた。日本、朝鮮半島、中国、ウスリーに分布する[7]、日本では北海道、本州、四国、九州に分布し[4]。アメリカ合衆国では、最初に1856年に観賞植物として導入され、その後いく度かにわたって導入されたようである。アメリカ合衆国の南西部のような一部地域では、外来種として、また帰化し野生化している[8]。
単にハギともよばれ、ハギといえばヤマハギを表わすこともある[7]。「ハギ」には「萩」の漢字があてられており、これは日本で作られた国字である[7]。古株からよく芽を出すことから、ハギの名には「生え芽」の意味がある[7]。(Wikipedia)
ヤマハギは「秋の七草」の一つとしても知られ、古くから日本の自然風景を彩ってきた植物。
落葉低木の在来種で、北海道から九州まで、日本全国の山地、林縁、草地、道端などに広く自生している。
種子と地下茎の両方で繁殖するため、非常に強く繁殖力も旺盛。
「ハギ」と一口に言っても、マメ科ハギ属には多くの種類があるが、その中でもヤマハギは最も代表的で、日本の山野でよく見られる野生種の一つ。
また、ヤマハギを原種として、庭園に植えられる「ミヤギノハギ」などの様々な園芸品種が作られているが、それらは人間の手によって改良されたものであり、ヤマハギ自体はれっきとした野生種。
アメリカなど一部の国では、ヤマハギが観賞用として導入された後に野生化し、在来の生態系に影響を与える「外来種」として扱われている地域もあるが、これはあくまで海外での話であり、日本では在来の野生種となる。
食用・飲用としての活用
ヤマハギの葉は、『ハギ茶』として乾燥させた葉を煎じて飲まれることがあるそう。
しかし、根を煎じたお茶の効能はよく知られている一方で、葉のお茶の具体的な働きについては、はっきりとした情報がなかなか見つからない。
それでも、いくつか分かったこととしては、この萩茶は「薬草茶として評価されている」という記述を多く見かけること。
そして、実際に飲んでみると「飲みやすい」という声もあること。
また、植物の葉には、一般的にポリフェノールなどの栄養成分が含まれている可能性も指摘されている。
独特な風味で、薬草茶としてその効能と飲みやすさが評価されているようだが、今のところはっきりと断定はできないものの、昔から親しまれてきたお茶として、何らかの良い働きがあったのかもしれない。
これからも、私の庭のヤマハギを育てながら、この萩茶が持つ魅力を探っていくのが楽しみだ。
緑肥としての活用
マメ科の植物は、根粒菌と共生して空気中の窒素を土壌に固定する能力(窒素固定)があるため、土壌を肥沃にし、栄養価の高い葉や茎を生成する。
ヤマハギは再生力も非常に強く、草刈りや放牧によって食べられても、すぐに新しい芽を出す性質がある。
このため、古くから牛などの家畜の飼料としても重宝されていたそう。